そもそも「投資」って何ですか?
今回はこんな疑問にお答えします!
・投資に興味がある人
・投資と投機の違いを知りたい人
一口に「投資」と言っても、その対象は様々です。
株であったり、金であったり、外貨であったりします。
あなたの大切なお金を簡単に失わないためにも、きちんとリスクを把握することは大切なことです。
そこで今回はそもそも「投資」とは何か、ということをお話しします。
先に結論を述べておきます。
・投資とは、お金を使って将来的に利益を得ようとすること
・リスクはゼロにできないが、分散させることはできる
・短期間で利益を得ようとする「投機」と長期的に利益を得ようとする「投資」は異なる
投資に興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください!
投資とは?
投資は、お金を使って未来に利益を得ようとする方法です。
例えば、株や不動産にお金を出すことで、将来的にその価値が上がって収益を得ることができます。
投資の大切なポイントは、時間をかけて着実にお金を増やすことを目指す、ということです。
えーっ、一気に2倍に増やしたい!!
それは「投機」、ギャンブルですよ!
時間がかかるものなんですね、投資って…
じっくり育てる、という感覚でいきましょう!
投資には次のような特徴があります。
ながーい目で見る
投資は、将来的な成長を期待して行います。
これから伸びていきそうな産業や会社にお金を預け、その利益の一部を得ていくのです。
ですから、あせりは禁物です。
一晩で大きな利益を得ることを目指すのではなく、ゆっくりと増やすことを考えましょう。
大まかには、一年で3~4%の利益が出れば上々です。
銀行に預けていても全然増えませんからね…
リスクを考える
投資にはリスク(危険性)がつきものです。
もしかしたら預けたお金が減ってしまうかもしれません。
リスクが全くなく、お金だけが増える投資はあり得ません。
もしもそんな話を持ち掛けてくる人がいたら、詐欺を疑いましょう。
リスクをゼロにすることはできませんが、それをうまく分散させたり、バランスを取ったりすることはできます。
そうすることで、大きな損失を防ぐことができるのです。
例えば100万円をA社に投資すると、どんなリスクがありますか?
えーっと、A社が利益を上げてくれないとお金が減ってしまうかも?
その通りです。ですから、A社とB社に50万円ずつ投資をするのです。
なるほど!これが「リスクを分散する」ということですね!
B社が利益を出す | B社が損失を出す | |
A社が利益を出す | 大もうけ | プラスマイナスゼロ |
A社が損失を出す | プラスマイナスゼロ | 大損 |
リスクの分散をざっくりと表にすると、上のようになります。
A社にだけ投資していた場合は、二分の一の確率で損をします。
ところが2つの会社に投資していれば、その確率は四分の一になります。
これが3社、4社と増えていくと、どんどんと損をする確率が小さくなっていきます。
これがリスクを分散するという考え方です!
情報を集めて考える
投資する前に、さまざまな情報を調べてみましょう。
大切なお金を預けるのですから、これから成長していく可能性が高いものを選びたいですよね。
今までの業績はどうか、これからも利益を得ていけそうか…
そういった情報を集め、時間をかけて考えましょう。
えいやっと決めるのではなく、悩んで悩んでお金の預け先を決めていきましょう。
投機とは?
投機は、簡単に言えばギャンブルです。
パチンコや競馬のように、短い期間でお金を増やそうとする考え方のことです。
株や土地に関して言えば、価格が急に上がったり下がったりする瞬間を狙って取引を行います。
スリルがあって楽しいかもしれませんが、次のような大きなリスクを伴います。
もうけるのも損するのも一瞬
投機は、数日や数週間といった短い間に利益を得ることを目指します。
もっと早いものだと数分、数時間というものもあります。
価格がすぐに変わるので、その差を狙って取引をします。
利益を手にするのも一瞬ですが、損をしてしまうのも一瞬です。
また、短期間の株価や土地の値段の変動は噂や投資家の感情など不安定な要素に左右され、とても読みにくいのです。
大切なお金を、ギャンブルに使ってしまうのはもったいないですね…
短期の動きは読みにくい
これも取引が短期間に行われることと関連します。
例えば、大谷翔平選手のことを考えてみましょう。
次のA~Cのうち、可能性が高いものはどれだと思いますか?
A:大谷選手が次の試合でホームランを打つ確率
B:大谷選手が1週間のうちにホームランを打つ確率
C:大谷選手が1か月のうちにホームランを打つ確率
これは…Cですね!
正解です!
もちろんAが起こることも充分考えられます。
しかし、そうでない可能性もかなり高いことはわかってもらえるのではないでしょうか。
一般的に、長期的な勝負になればなるほど、運などの不確定な要素は入り込みにくくなります。
活躍しているスポーツ選手、天才と呼ばれる棋士、企業の挙げる業績といったこともそうです。
ですから投資をするときには、短期的な「投機」ではなく、長期的な目線でお金を預けることが必要なのです。
結論:投資とは、長期的な視点で利益を得ようとすること
今回の結論です!
・投資とは、お金を使って将来的に利益を得ようとすること
・リスクはゼロにできないが、分散させることはできる
・短期間で利益を得ようとする「投機」と長期的に利益を得ようとする「投資」は異なる
投資において「分散」や「長期」といった考え方は、とても大切です。
大事なお金を減らしてしまう可能性を極力下げ、利益を得られる可能性を高められるように。
投資について学び、情報を集め、考えていきましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!