こちらのページでは、教員がマイホームを購入することのメリットとデメリットについて解説します!
マイホームは購入したいです、でも…
と迷っている人に、実際にマイホームを購入した僕が、そのメリット・デメリットをお伝えしていこうと思います。
先に結論を述べておきます。
メリットとデメリットを照らし合わせ、メリットが勝るなら「買い」!
僕のマイホーム購入に関する情報は、こんな感じです。
- 20代後半で購入(教員7~8年目)
- 土地は都市郊外
- 当時の世帯年収はおよそ550万円(妻は専業主婦)
- 頭金はおよそ200万円
- ローンは土地+住宅でおよそ4000万円(大手銀行・35年間・固定金利)
- 子どもは1人(2人になる予定)
- 土地なし
- 親からの援助なし
- 地元の工務店に依頼
さて、僕の考える教員のマイホーム購入のメリットとデメリットはこちらです。
順番に見ていきましょう!
メリット:QOL(Quality of Life)爆上がり!
まずは教員がマイホームを購入することのメリットからです。
落ち着いた私生活を送ることができる
アパートだったりマンションだったり、集合住宅って何かと気を遣いますよね。
隣の人の物音が気になったり、自分も音に気を付けて過ごしたり…
僕にとってマンションでの生活は、細かなストレスがたまるものでした。
特に小さな子どもがいるときは、子どもと楽しく遊んでいても
今の笑い声、大きかったかな…?
などと気になって仕方がありませんでした。
マイホームを購入することで、こういったわずらわしさからは解放されます。
もちろん周囲で生活している人に気を遣うことは必要ですが、アパートやマンションでの生活とは比べ物にならない程度です。
落ち着いた私生活を送ることは、家族との関係や仕事にもきっといい影響を与えると思います。
生活の質(QOL)はとても大切にしています。
生活音による騒音の問題がほぼなくなる
僕の場合、集合住宅の生活では、何よりも生活音が気になりました。
水の音、話し声、足音、ドアの開閉音など、様々な音を出して私たちは生活しています。
アパートやマンションでは、人と人とが密集して生活しているために、そういった生活音が非常に気になります。
もちろんこちらの音も「聞かせて」いるため、お互い様なのですが…
マイホームを購入することで、他人の生活音はほぼ気にならなくなりました!
もちろん立地にもよりますし、どこまでの音なら気にならないかは個人差があるとは思いますが…集合住宅での生活とは雲泥の差があります。
マイホームを購入してから、僕はぐっすり安眠できるようになりましたよ。
広い空間で物の整理がしやすくなる
生活していると、何かと物が増えていきますよね…!
もともと趣味の物がたくさんあったのですが、結婚したり子どもが生まれたりすると、物はさらに多くなっていきます。
それなら広いマンションに引っ越せばいいのですが、引っ越しの手間も費用もかかりますし…なにより広いマンションはお高いのですよね。
マイホームを購入することで、物の管理についてはほぼ気にならなくなりました。
もちろん土地や建物の広さ、間取りにもよります。
僕の場合は意図的に収納を増やした間取りにしています。
本が2000冊ほどありますが、専用の書斎を作ったことでばっちり収納できています!
間違いなくマイホームを購入してよかったことの一つですね。
子育てに良い環境になる
子育てって大変なんですよね。
当たり前ですけど。
いろいろな物は必要になりますし、ちょっと目を離すとケガしそうになりますし、大きな音や声を出しますし、汚しますし…
マンションに住んでいたときには、壁紙や床を汚さないように叱ることもありました。
でも、そんな大人の事情なんて子どもは知ったこっちゃないですからね!
マイホームを購入し「この家は子育て用だ」と割り切ってからは、それらも全く気にならなくなりました。
もちろんお気に入りの家具をそろえたり壁紙にこだわりがある方はその限りではありませんが…。
子どもを叱ることも少なくなって、夫婦ともに子育てにも余裕が出てきたように思います。
家電の導入によって家事が楽になる
広くなることと大いに関係があるのですが、生活に便利な家電を導入できるようになります。
例えば食器洗い乾燥機。
僕の住んでいたマンションには備え付けられていませんでしたので、そのすばらしさには感動しました。
あるいはドラム式洗濯乾燥機。
マンションではスペースの関係で導入を断念していましたが、マイホームを購入したことを機にこちらも導入。
洗濯の手間が半分以下になりました。
これらの便利な家電を導入することで、自分の好きなことをするために使う時間を増やすことができます。
QOL爆上がり!を実感しました。
これらの家電の素晴らしいところは、毎日使うということです。
毎日使うということは、毎日の中に時間が生み出されていくということです。
おかげでブログを書く時間も生み出せました!
資産になる
賃貸との決定的な違いは、マイホームは自分の資産になる、ということです。
賃貸は月々の使用料を払いますが、マイホームは借金を返しているという点が大きな違いです。
自分の資産になるということは、後々に売却することもできます。
マンションに住んでいるときには、毎月の家賃を非常にもったいなく感じたものです。
月々にお金がかかることは同じですが、自分の資産のためだと考えると、また違って感じられるものです。
デメリット:お金・時間・労力などがたくさんかかります
続いてはデメリットです。
ローンを背負うため、転職がしにくくなる
マイホームを購入するために、多くの人はローンを組むでしょう。
用意できる自己資金にもよりますが、2000万~4000万程度のローンを組むと思います。
ローンは「借金」ですので、当然ながら返済していかなくてはならず、返済が滞ればせっかくのマイホームを差し押さえられてしまうこともあり得ます。
教員であれば、(仕事量はともかく)安定した給与があるために銀行もローンを組ませてくれます。
年収から見れば金額の大きなローンであっても、組ませてくれることが多いです。
このような理由から、マイホームを購入したあとに転職、ということは考えにくいのです。
転職はもちろん不可能ではありませんが、よく考えたほうが良いと思います。
ご近所トラブルが発生した際、逃げにくい
土地を購入する(借りることもできます)ために、引っ越しをしにくくなるのもデメリットです。
例えばご近所トラブルがあった場合も、じゃあ引っ越すか、という選択肢をとることは難しくなります。
近所の人間関係、気候、交通量、騒音、悪臭など、実際にその場所で生活することで初めてわかることも多いものです。
もちろん事前のリサーチが必要ですが、それでもすべてのことはわかりません。
トラブルから逃げにくくなることは、大きなデメリットであると思います。
打ち合わせに時間と労力がかかる
マイホームを購入するためには、決めなくてはならないことがたくさんあります。
予算、土地、間取り、外観、外壁、内装、外構…
大きなものから細かいことまで、一つずつ決めていきます。
この「決める」ための打ち合わせに、多くの労力や時間がかかるのです。
僕の場合、コンセントの位置まで決めなくてはならず、大変でした。
ただでさえ多忙な教員という職業、この時間を捻出するだけでも大変です…。
マイホームを購入するためにお金がかかるのはもちろんですが、労力と時間もかなりかかるのだ、と覚悟しておいた方がいいでしょう。
維持費がかかる
残念ながら、マイホームを購入してさあおしまい!とはなりません。
点検費、火災・地震保険の費用、外壁塗装、屋根の修繕などの維持費がかかります。
どれもこれも10万単位でお金が飛んでいくものばかりです。
月々のローンと合わせてまとまったお金を準備しておく必要があり、大変です。
家賃補助が受けられない
お金の話でいえば、公務員の「家賃手当」が受けられなくなることも大きいです。
家賃にもよりますが、最大で月々3万円弱の手当が受けられるこの制度。
僕の場合は毎月27000円が給料に上乗せされていました。
そうすると年間で約30万円にもなるのですよね。
これが入ってこなくなるのも、マイホームを購入することのデメリットのひとつと言えるでしょう。
結論:メリットとデメリットをよく比較しよう
今回の結論です!
メリットとデメリットを照らし合わせ、メリットが勝るなら「買い」!
僕の場合はメリットの方が大きかったので「買い」でした。
人によって状況は違いますので、自分で、あるいはパートナーや親とよく話して決めるといいでしょう。
大きな買い物ですので「後悔をしたくない」と思ってしまいがちですが、それは不可能です。
マイホームを買うにせよ買わないにせよ、後悔はついて回るものです。
そんなこと言っても、迷っちゃいますよ!
そんなあなたは、一度専門家に相談してみるのもいいかもしれません。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、良い教員ライフを!